概要

About Us

目  的

本センターの設立を通じ、肝炎・肝癌に関する疫学的研究を推進し、そのevidence を元にした対策を構築・提示します。広島大学、国内外の研究者・行政関係者等と一体となって肝炎対策を推進していくことを目的としています。

背  景

わが国では、1980 年代から開始されたHBV ワクチンの開発とこれを用いて1986年から開始された母子感染予防対策の導入、輸血用血液に対して世界に先駆けて1989 年から導入されたHCV 抗体測定系スクリーニングや住民を対象とした全国規模の肝炎ウイルス検査の2002年からの導入など、世界と比較しても一歩先んじた研究と施策により、キャリアの発見から治療導入への対策が進んできています。

本研究は、疫学、理論疫学、血清疫学、臨床疫学、分子血清疫学の各方面から総合的に肝炎・肝癌対策を推進するために行うものです。

研究計画

◆効果的な肝炎対策を推進する方策研究
◆疫学研究
◆理論疫学研究

  1. 肝炎ウイルス持続感染者数に関する研究
  2. 肝炎ウイルス持続感染による病態推移に関する研究
  3. 肝がん死亡率の数理モデルを用いた解析及び予測
  4. 肝炎ウイルス検診の行政効果
  5. HB ワクチンの費用対効果
  6. 肝炎ウイルス検診の費用対効果分析

◆血清疫学研究

  1. 肝炎ウイルス感染状況把握のための国内外血清疫学調査研究

◆臨床疫学研究
◆分子疫学研究