2025年2月21日~26日、カンボジアで実施している肝炎ウイルス感染状況に関する国際共同疫学調査研究の継続に向けて、同国の関係機関を訪問し、打ち合わせを行いました



2024年12月9日、「日本の薬物乱用者集団・MSM(Men who have sex with men)集団におけるHCV感染」に関するメンバーからの論文がHepatology Researchに掲載されました。プレスリリースはこちら。
2024年12月4日、「HBV DNAの検出プロセスを簡素化、迅速化する技術の開発」に関するメンバーからの論文がScientific Reportsに掲載されました。プレスリリースはこちら
2024年9月23日からニューヨークで開催された「肝炎撲滅のための国連友好国グループ第3回年次会合(The Third Annual Meeting of the UN Group of Friends to Eliminate Hepatit)」に田中純子センター長が出席しました。
(8:40あたりから、田中センター長がインタビューに答えている様子が紹介されています)https://www.youtube.com/watch?v=NhHL0IalNmw
https://www.youtube.com/watch?v=MZQbZiitLTA
2024年11月18日、E型肝炎ウイルスの抗体検査について、システマティックレビューとメタアナリシスによる評価を行ったメンバーからの論文がHepatology Researchに掲載されました。プレスリリースはこちら
2024年10月16日、ミャンマーにおけるC型肝炎ウイルス有病率をシステマティックレビューとメタアナリシスによって評価した論文がPLoS Oneに掲載されました。プレスリリースはこちら
2024年9月25~28日、英国で開催された研究集会「HCV-Flavi 2024」にて、大学院生のZayar氏とChanroth氏がポスター発表をしました。
2024年9月18日、D型肝炎ウイルスの抗体検査に関し、システマティックレビューとメタアナリシスによる評価を行った論文がScientific Reports に掲載されました。プレスリリースはこちら
2024年7月28日、メンバーが「世界肝炎デー in 無印良品 広島アルパーク」(知って、肝炎プロジェクト|広島大学病院肝疾患相談室|広島県 連携イベント)にスタッフとして参加しました。
The Liver Meeting 2022 of the American Association for the Study of The Liver (AASLD) was held on 4-8 November 2022 in Washington, DC, USA.
During the conference, a joint networking session was organized by AASLD and the Conference on Liver Disease in Africa (COLDA) organizing committee on November 6, 2022, to present the results of hepatitis research in Africa.
Serge Ouoba, a Doctoral student at the Department of Epidemiology, Infectious Disease Control and Prevention, Hiroshima University, was invited as a speaker at this session to present a study conducted by Prof. Junko Tanaka on HBV infection in pregnant women in rural Burkina Faso, West Africa.
This study showed that HBeAg does not accurately predict high HBV DNA in genotype E, which is predominant in West Africa, and that point-of-care viral load tests are required for Africa.
世界保健機関(WHO)は2010年、世界レベルでのウイルス性肝炎の蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消や感染防止の推進を図る目的で7月28日を世界肝炎デーと定め、肝炎に関する啓発活動などの実施を提唱しました。そこで我が国でも、7月28日を日本肝炎デーと定め、毎年この日を含む月曜日から日曜日までの一週間を「肝臓週間」とし、肝炎に関する集中的な普及啓発を行うこととしています。
令和元年度は7月22日から28日が肝臓週間で、7月26日(金)には、広島駅南口広場にて、肝炎ウイルスの受検などの呼びかけを行いました。
また、広島県立図書館では、肝炎に関する資料展示を行っています。
世界・日本・広島の肝炎に関する出来事をまとめた年表や資料の展示のほか,肝炎に関する図書館の本の展示・貸出があります。夏休み期間も展示しているので,ぜひお立ち寄りください。
※期間中に展示内容を入れ替えることがあります。
期間 6/18~9/1 (月曜休館)
時間 土・日 9:30~17:00,火~金 9:30~19:00
場所 広島県立図書館 展示スペース
2017 年3 月から、カンボジア健康科学大学、カンボジア保健省、WHO、CDC の国際共同研究プロジェクトと共同 で大規模な血清疫学調査に着手し、カンボジア全土で小児と母親のHBV 感染状況調査を開始しました。
この調査では、カンボジア全国の地域・村から一定の手順に従って5 歳以上の小児とその母親2,520 組をランダムに選び、HBs 抗原検査のほか質問票調査などを実施し、主な感染ルートの一つである母子感 染の実態を解明します。
WHO は2030 年までに、世界で4 億人が感染していると推計されるウイルス肝炎の撲滅を目標に掲 げ、各国で取り組みが行われています。カンボジアで全国的なHBV の母子感染調査が行われるのは初めてで、大規模疫学調査によって実効性のある感染防止対策の実施が期待されています。
田中純子教授がこのプロジェクトの研究リーダーを務めています。
プレスリリース情報はこちらをご覧ください。
このたび、WHO(WPRO)、カンボジア保健省、カンボジア健康科学大学、広島大学肝炎肝癌対策プロジェクト研究センターとの協力による国際共同研究を行うことになりました。
WHO(世界保健機構)は、Viral hepatitis(ウイルス性肝炎)のelimination(排除)を2030年までに目指すことを目標として掲げ、2016年5月の本会議において採択しました。C型肝炎ウイルスに対する効果的な治療の開発と普及が後押しとなり、さらに世界中で肝炎・肝がん対策が進められることが期待されます。
肝炎肝がん対策を実施するには、まず感染している人の割合を知ること、治療対象である感染している人を拾い上げることが重要です。しかし、発展途上国においては、標準的な方法により疫学調査を行うことが、なかなか難しい状況にあります。そこで、今回カンボジア全土における小児および母親を対象とした血清疫学調査、特にHBV感染に焦点を当てた調査を行う運びとなりました。この調査研究は、研究上重要であるだけでなく日本の国際貢献のひとつになると考えます。 本趣意をご高覧いただき、調査研究助成にご賛同いただきますようお願い申し上げます。
お問い合わせは事務局または下記までお願い申し上げます。